睡眠薬・睡眠改善薬について

睡眠薬の種類

 

作用時間で睡眠薬を分類した場合の、具体的な商品例を挙げてみます。

 

1つ目は超短時間作用型です。睡眠薬の効果持続時間が2~3時間程度のものを指します。これらには商品名「ハルシオン」の「トリアゾラム」や商品名「アモバン」の「ゾピクロン」、商品名「マイスリー」の「ソルビデム」があります。
これらの睡眠薬には服用後にもうろう状態が現れることがあると警告されています。

 

2つ目は短時間作用型です。
商品名「デパス」の「エチゾラム」や商品名「レンドルミン」の「プロチゾラム」、商品名「エバミール」の「ロルメタゼパム」などがあります。

 

3つ目は中時間作用型です。
睡眠薬としての持続効果は5~6時間に及びます。
商品名「ベンザリン」の「ニトラゼパム」や商品名「エリミン」の「ニメタゼパム」、商品名「ユーロジン」の「エスタゾラム」。商品名「イソミタール」の「アモバルビタール」や商品名「エスクレ」の「抱水クロラール」などがあります。

 

4つ目は長時間作用型です。
睡眠薬としての持続効果は6時間以上になります。精神神経科において持続睡眠療法に使う持続性の熟眠剤です。
商品名「ダルメート」の「フルラゼパム」や、商品名「フェノバール」の「フェノバルビタール」、商品名「ソメリン」の「ハロキサゾラム」、商品名「ドラール」の「クアゼパム」などがあります。
この中で「フェノバルビタール」は主に抗てんかん剤や鎮静剤としてよく用いられています。

 

どの睡眠薬もすべて飲酒によって効果が通常よりも増強されてしまうので、服用の際には注意しなくてはいけません。