睡眠薬・睡眠改善薬について

睡眠薬とは

 

睡眠薬とは睡眠導入剤のことです。睡眠導入剤は、不眠状態が続いていたり睡眠が必要だと医師が判断したりした場合に用いられる薬のことです。

 

睡眠薬は睡眠時に起きる緊張感や不安感を取り除いてくれて、寝つきを良くしてくれる作用があります。

 

睡眠薬にはいくつかの種類があって、薬剤の素になっている化学構造によって分けられます。
1つ目がベンゾジアゼピン、2つ目がチエノジアゼピン、3つ目がバルビツール酸、4つ目がシクロピロロン、5つ目が抗ヒスタミンです。

 

作用時間によっても分けることができます。
これは睡眠薬が作用する時間で、1つ目が超短時間作用型、2つ目が短時間作用型、3つ目が中時間作用型、4つ目が長時間作用型です。

 

この中で1つ目のベンゾジアゼピン系は睡眠薬以外に抗不安薬として使うことがあります。
反対に抗不安薬として日常使われている薬剤や抗精神病薬として使われている薬剤を睡眠導入剤として使うことがあります。

 

睡眠薬は人間の大脳などの中枢神経が興奮状態にあって眠れないときに使う薬剤です。睡眠薬の作用は中枢神経の働きを抑制するため全身麻酔をした状態と似ています。また、少量だけ使う場合は鎮静剤となります。

 

睡眠薬は習慣的に使い続けるとだんだん量を増やしていかないと効き目がなくなるので、服用には十分に注意する必要があります。

 

睡眠薬を服用する場合は目覚めが自然であることが望ましいです。中でも3つ目のバルビツール酸系に関しては特に習慣性があって薬剤耐性が見られるので注意が必要です。